【階段登りシステムからの卒業】
この社会は、なんかよくわからんけど、上へ上へと階段を登り続けさせられるシステムになってるってことを聞いたのは三年ほど前だったかな。
ようやくそれを自分の言葉で書く時がきたね。
「人は成長しなきゃダメ」
「向上心のない人は終わってる」
成長。
向上心。
そのベクトルは常に斜め上に向けられている。
学歴、経歴、上へ登るほど得られる優越感、登れない劣等感、取り残された焦燥感、比較の中でそれらを植え付けられ、社会の歯車へと組み込まれていく。
「現状に満足したら成長はない。」
いつの間にかそれを教え込まれ、ほとんどの人がそう思い込んでいる。
僕もいつか満たされるゴールのために、今の自分を認めることはなかった。
この社会の構造にとっては、
満たされたら困る、のかもしれない。
今足るを知られては困る、のかもしれない。
僕たちは、「その先にある幸せ」という人参をぶら下げられて走る馬のようなものなのかもしれないね。
「満足するな。より上を目指せ」と。
「もっと頑張れ」と。
満足していいじゃん。
上ってなんだよ。
僕の心はそう反発していた。
だけど社会は馬が走らなくなるのを防ぐ意識が働くんだろうね。
また上向きな努力の成功体験が示される。
また頑張って幸せを手に入れた体験が示される。
それもとても感動的にね。
そして僕はまた、あーやっぱり上向きに努力しなきゃ、今の自分に満足しちゃダメってことを、信じ続けていく。
そんな世界に違和感を感じ始めたのは、
世界を逆立ちして見るようになってからのこと。
まあ、僕の言ってることが正しいかなんて知らないけどね。
ただふと浮かんだことを綴ってる。
いや、どっかで聞いたことあるような言葉を拾ってきて集めただけのような気もするけどね。
というわけで、このたび僕は遅ればせながらこの「階段登りシステム」から卒業することにした。
社会的生産性なんてない。
社会的価値なんて生み出せない。
人の役になんて立たない。
だけど輝いてるよ。
楽しんでるよ。
そのままの自分でオッケーだよ。
それ「も」体現したいから。
そしてそんな姿を魅せつけてくれる仲間の存在がある。
先に歩いてくれてありがとう。
彼らと一緒に意識を合わせながら、この階段登りからフェードアウトして、新しい生き方をしても大丈夫な勇気をもてた。
・・・ような気がする。
僕はずっと降りたくて降りたくてたまらなかったんだ。
不眠症になってようやくわかった。
病気になってのみ、生産性がなくても、頑張らなくても、役に立たなくても、その存在だけで許されるんだもん。
階段登りから解放されるんだもん。
そら病気になるしかないよね。
でもね、ほんとは病気になってからそのメッセージに気づくなんてもったいないよね!
元気なうちにそれを降りる勇気をもとう!
あ、っていうか、お寺ってそういう「階段登りシステム」からリタイアするのにもってこいの場所じゃない?
いや、そもそもそれがお寺の本来の目的なのかもね。
世俗から出家したい人が入る場所だものね。
あれ?じゃあなんで今は坊さんまで階段登りに参加してるんだろう。
謎だな。
ま、そこは置いといて、そういうことわかってくると、「なんだ社会不適合って、実は正常なのか〜」とかも感じられるようにもなる。
だからこそ階段登りから卒業したみんなは、ますます魅せつけて欲しい。
逆の世界もあるってこと。
フェードアウトした生き方もあるってこと。
役に立たなくて「も」いいってこと。
使命なんて果たさなくて「も」いいこと。
意味なんかに追いたてられなくて「も」いいこと。
頑張らなくて「も」いいってこと。
このままでいい。
今の自分が最高だ。
それを感じながら、ただ自分から湧き起こるヴァイブレーションだけで生きていいってこと。
やらなければならないことなんてなにもない。
ほんとにやりたいことをやるってこと。
シンプルだよね。
僕も魅せつけるよ〜
やりたくもないのに、苦しいのに、限界がきてるのに、階段登りから降りられない人が、安心してフェードアウトできるくらいにね。
未来を肯定するために、今を否定することはない。
もちろん過去もね。
今、幸せになろう。
今、満たされよう。
それはこのままの自分で得られるよ。
「成長しなきゃダメ」「現状に満足したら成長はない」なんていう思い込みセットを取っ払ったらね。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
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さあ、よく目をあけて、
世界を逆立ちしてみてみよう(๑>◡<๑)
山地 弘純
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