肉体は、地とともにあることを、たくさん味わってほしいな~。
僕の思いはこれだ。
「ねぇねぇ、今日もたけのこ掘りにいこうよ」
今日も次女の誘いの声が響き渡る。
次女は毎日のように野蒜やわらびなど山菜取りに興味しんしん出かけていって、僕はいいぞと拳をにぎる。
「土って気持ちいいね」
長女のそんなつぶやきにフワッと頬が緩む。
「うひゃ~っ」
三女は舞う桜とともにダンスするかのようで僕の心も舞い踊る。
肉体をもっての命には限りあるからこそ、肉体をしっかりと愛おしみたいし、子どもたちにもそれを感じていてほしいなって願う。
娘たちと目線を同じにすることで、僕自身の記憶も蘇る。
山の中で駆け回ったこと。
「しんじゃ」や「だんじ」などの野草をかじりまくってたこと。
ザルいっぱいに山いちごを集めてから贅沢食いしていたこと。
あー、ありがたかったな~。
受肉不全(魂が肉体になじまない)っていう人もいる中で、自分の魂がしっかりと肉体に受肉したのも、こんな体験のおかげなのかもしれない。
そう、ふと思ったんだ~。
スピリチュアリティーとナチュラリティーは両輪だね。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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