この1人1人の肉体の中に1つづつ心が入っている。そんな壮大な思い込み。それに取り憑かれることを自我執着という。
だからイメージの通り、あなたの中に心ができてしまう。…
肉体の中のどこかに閉じ込められた心は、本来備えた相互依存の繋がりを分断され、一人でふらつきよろめく。
そんな心の状態を、閉じきった蓮の花の蕾と表現する。
だけど本質は無我なんだ。
肉体ごとに心の境目なんてない。
そんなの信じられるか!
そう言いたいよね。
でも科学的にも証明されてきてるよ。
この前テレビ番組でやってたけど、心は身体の中のどこを探しても見つからなかったって。
よく花開くという言葉を使うけど、どういう状態かわからない人へ。
自我に捕まれて閉じたままの心を、自我を手放してどこまでも広々とした世界へ心を開いてやること。
まるで泥水の中で咲く蓮の花のように。
これが花開くっていうことだと思います。
こんなちっぽけなところに心を閉じ込めちゃうから いろんな感情が溜まるんだよ。
だから僕たち仏教徒は我を消し、心をどこまでも広げてやるイメージトレーニングをする。
ストレスを無くすのではなく、心の容量を大きく大きくする。
すると、溜まらない。
飽和しない。
爆発することもない。
壮大な大自然の中にたった一人でポツンと座ってれば無我はわかりやすいよね。勝手に消えちゃうもんね。
でも満員電車の中でだってできるはず。
とはいえ僕も無我になんて遠く及ばないんだけど、それでも心はとても穏やかに保てる。
心はイメージ。
日々瞑想。
やっぱり西洋的カウンセリングとはやり方違うよね。
でもこれも素晴らしいよ☆
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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