年に一度の御本尊様の大日如来護摩法要が行われました。
今年は参拝のみなさんのお力をお借りして千巻心経を唱えました。
千巻心経というのは1000回般若心経を唱えるのが目的ではなく、
なにか一つの強く大きな願いに対して、多くの人の想いを一つにしてもらうことが大切なのです。
全員が煙でのどがガラガラになり、目が痛む中、一生懸命唱えて下さいました。
東日本大震災で亡くなられた方々の魂が、安らかにあの世に向えますように。
被災された方々の心の平安が一刻も早く訪れますように。
被災地が復興できますように。
原子力発電所の放射能問題が、早く解決しますように。
これほど強く祈りたいと思ったことは、僕は初めてです。
その想いを共有して下さるみなさんの切なる叫びが、
般若心経に熱を込めていきます。
立ち上る炎で、すべての災いを焼きつくして、
穏やかなる希望をそこに生みだして下さい。
そう思いました。