小学校低学年の頃ののかわいい時から知っている。
高学年になって生意気盛りの頃のことも。
習字なんて好きそうもない。
まさか中学になっても続けるとは思わなかった。
ただ続けただけじゃない。
展覧会準備など、いろいろと手伝ってくれる、かけがえのない生徒になった。。。
中学卒業とともに、仲良しだった彼らも学校が離れ離れになり、辞めていった。
卒業式の前、彼らを引きつれ、小さな中華料理屋にご飯を食べに行った。
「また、いつでも遊びにこいよ。」
そんな言葉で送り出してやったのが昨日のことのようだ。
彼らが今日、そろって善住寺にやってきた。
うちのみんながひょっこりと現れた彼らに驚いた。
「進路が決まりました」
「滑り止めは受かったけど、あとはもう一つの結果待ち」
え?
もうそんな年になるんか。
この間中学卒業したばっかりやろ。
月日の経つのは早いものだな~としみじみ思う。
みんな大学に行くのか。
おめでとう。
揃って顔を出してくれたその気持ちが嬉しかった。
少し大人になった彼らの表情と、あの頃と全く変わらない会話のギャップに頬が緩む。
夕焼けの中、自転車で去って行く彼らの道は、大いなる希望に満ち溢れているような気がした。
教え子っていうにはむずがゆいな。
なんだか年の離れた弟たちって感じがする。。。
今日はありがとな。
またいつでも顔を出せよ。
待ってるから。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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