「大師の勧進」といい、冬至には弘法大師が托鉢に訪れる日とされ、ご馳走をしてもてなすといった風習が残っています。
冬至の日には小豆粥を、その翌日にはぜんざいをいただくのです。
御馳走が増えたということに由来するのでしょうか。
この辺りの詳しい伝承を知りたいものですが。
こんなお話があります。
ある老婆の家に弘法大師が一夜の宿をお願いしました。
しかしごちそうをしように食べてもらう米がなく、小豆のお粥でおもてなしをしました。
そのお礼に老婆は弘法大師から不思議なお米を3粒いただき、生涯米に不自由することはなくなったそうです。
もう一つ同じようなお話。
ある雪の日に老婆の家に弘法大師が訪れました。
不意の来訪におもてなしをしたいと思うも食べるものがなく、仕方なしに隣のうちの畑の大根を盗みにはいりました。
隣のうちの畑へ続く雪の足跡が全てを語っていましたが、雪はさらに強まり、その足跡を消してしまいました。
そんな弘法大師と冬至の言い伝えが残っています。
このお話についての感じ方は人それぞれでしょうが、柚子のお風呂に入り、融通の効いた解釈をしてくださいませ(●´ω`●)
我が寺も仏様方にお召し上がりいただき、その後みんなで頂戴いたしました。
妻も面倒なのにありがとう。
三女もお手伝いありがとう。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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