追善供養を司る十三仏といわれる十三の仏様がおられる。
不動明王は初七日(7日目)
ノウマク サンマンダ バザラダン カン
釈迦如来は二七日(14日目)
ノウマク サンマンダ ボダナンバク
文殊菩薩は三七日(21日目)
オ ンアラハシャ ノウ
普賢菩薩は四七日(28日目)
オン サンマヤサト バン
地蔵菩薩は五七日(35日目)
オン カカカビ サンマエイ ソワカ
弥勒菩薩は六七日(42日目)
オン マイタレイヤ ソワカ
薬師如来は七七日(49日目)
オン コロコロセンダリ マトウギ ソワカ
観音菩薩は百か日(100日目)
オン アロリキャ ソワカ
勢至菩薩は一周忌(2年目)
オン サンザンサク ソワカ
阿弥陀如来は三回忌(3年目)
オン アミリタテイ セイカラ ウン
阿閦如来は七回忌(7年目)
オン アキシュビヤ ウン
大日如来は十三回忌(13年目) 干支が一巡
オン アビラウンケン バザラダトバン
二十五回忌(25年目)干支が二巡
虚空蔵菩薩は三十三回忌(33年目)
ノウボウ アキャシャ キャラバヤ オンアリキャ マリボリ ソワカ
なお50回忌以降の年忌を、御遠忌法要という。
これ以降は先祖代々の霊として御祀りしてもよいとのことだ。
十三仏の仏様のお話とおつとめのしおりに書かれている真言を照らしながら、
「よしなんとか33回忌まで頑張って法事をやります!」
そう宣言されたあるお宅のお父さん。
親戚の方々とお膳を共にしながらの話に花がさく。
ありがたいものだと僕は思った。
最近7回忌とかでも省略してしまうお宅が増えている。
なんだか都会のお宅の方がきっちりしている。
田舎はなぜにこんないい加減になってきたのだろう。
簡素化する都会の風習の悪いものをどんどん取り入れ、いつの間にか都会より堕落してきたのかもしれない。
最近都会の法事に行くたびに思う。
近所の付き合いは乏しいが、その代わりに子供たち、孫たちが勢ぞろいしてお迎えしてくださるお宅ばかりだ。
遠くからだろうがなんだろうが、きっちり呼びもどしている。
「遠くの人に迷惑がかかるので。」
いや迷惑などかかるものか。大事なことなのだから。
なんとか誰もが、永く継続的に行うということが大切なことだということに気付いてほしいものだ。
こちらも努力しなければとも思う。
もっともっと伝えていかなければ・・・。
僕は、法事で、家族親戚の皆さんの前で、子供たちや赤ちゃんたちの前で、まっすぐな仏教のお話をしたい。
最近伝えたいことが溢れすぎている。
こんな質問があった。
「年回を行うごとに故人の魂のレベルがあがるとか聞いたんですが、どういうことですか?」
それはこういうことだと思う。。
年忌を重ねるごとに、残された者たちの心のレベルが向上していかなければならない。
すると自ずからあの世の故人も報われていくのだろう。
山地 弘純
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