読経はロボットに取って代わられ、そもそも葬儀は遺骨の郵送で済まされる。
人の温かみというものも、そのうち強みにもならなくなるとのこと。
カウンセリングなど心の相談も、他の職種に取って代わられつつある。
花の寺などの観光名所、お寺は落ち着くなどという癒しの場の提供は、オーム真理教から『日本の既成仏教はただの風景に過ぎない』という言葉で一刀両断されている。
僧侶の必要性。
どこにスペシャリストとしての価値を見出せるのだろう。
僧侶だからこそ。
今の時代にこそ。
他のどの職種にも代わることができなくて、尚且つどうやっても不要にできない存在。
そこを突き詰めていくことが大切ではないかと思うのです。
手塚治は「火の鳥」の中で、人間が滅びたあとは進化したなめくじの文明を作った。
浦沢直樹は「PLUTO」の中で、よりリアルにロボットのアトムの中に心を宿らせた。
さて、どう答えていこう。
「人間とはなにか?」
「人類の存在意義は?」
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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