長い4年間の学びを終えた。
終わりは始まりということで、これから始まる新しい舞台にそっと一足を踏み出した実感もする。
嬉しいことに初めて会う新入生の方から、
「こうじゅんさんですよね。いつも見てます。毎日ブログも読んでるし、御詠歌も聞いています。」
そう声をかけていただいた。
「えー、どうして知ったんですか?スピケアに来るから検索に引っかかったんですか?」
と尋ねると、
「い~え、たまたま。」
との答えを、満面の笑みでいただいた。
そっか。見ていてくれるんだな~。
そうしみじみ。
子どもが一番言うという言葉が「見て見て~」だということ。
見られて上がるという、自分という塊に集まった小さな粒々の振動数。
お互いに見て、見られて起こる波がこの世界の循環の脈動を生み出すのだとすると、この「見てるよ」って言葉が、どれほどのいのちの輝きをもたらすのだろうか。
この世界に反射しあう自らの分身たちよ。
写してくれてありがとう。
いのちの歌を叫びたい。
「ああああ あああいうえいあ あいうお~
あああああ おあいうえい
ああ おおあいうえい
ああ おおあいうえい
あいあいうお~」 (エバーグリーンより)
そう、結局自分が自分を見守れるかどうかなんだ。
見守っていれば、見守られている。
感謝が静かに身体の中で震えている。
さあうちに帰ろう。
きっと帰ると三人の娘たちが競い合うように言うだろう。
「見て見て~」って。
そしたら僕は言うんだ。
「見てるよ」って。
月に一回、ここ太融寺に足を運んだ4年間
修了記念のお祝いにいただいたティンシャ。
修了。そしてはじまりの時。