お盆前。
毎日毎日棚行に回る日々。
暑さはマシだが、かなりの強さの雨が降り続けて、衣がぬれてしまう。
それにやっぱり晴れた日よりも時間もかかる。
とはいっても、よその被害にあわれている方々を思うと、なんてことない。
ひたすら仏壇に向かって大声を張り上げる。
今年はノドの調子もよく、枯れることもない。
少しかすれてきても、寝て起きると元通り。
じゃあ、今なんで僕の声がこんなに枯れているのか。。。
それは・・・
我らのガイナーレ!!!
行ってきました「とりぎんバードスタジアム」
山陰の希望。
過疎地域活性化の切り札。
地元を盛り上げるため、くすぶった僕たちの満たされない思いに火をつけるため、僕たちは応援する。
J2への道は険しいけれど、僕たちの夢をのせて・・・。
ガイナーレ。
「がいな」とは大きなという山陰地方の方言である。
おおきくなーれ。
そんなみんなの思いを込めて、つけられた名前。
ガイナーレ鳥取。
今はJFLに所属しているサッカーチーム。
プロリーグであるJリーグを目指して、チームと地域が一体となって戦っている。
今シーズン4位以内に入ると、J2に昇格できる。
J2からが念願のプロリーグだ。
現在の順位、第4位。
まさに正念場。
がけっぷちの戦いは続いている。
観客4951人。
ノルマの3000人を今回は大きく突破。 よし!
いつも足りないのに。。。
でも夏休みだから。
これからが大事だ。
みんながスタジアムに足を運ぼうよ!
まだまだ温度差があると思う。。。
地元にプロができるかもしれないんだよ。
ノルマが達成できなけりゃ、成績が4位以内に入ったって昇格ができやしない。
行ったこと無い人も、ぜひ一度スタジアムに足を。
試合は相手に押し込まれる展開。
ガイナーレはいつもそう。
そこからカウンターを狙っている。
引き付けて引き付けて相手の隙をつく。
でも心臓には悪い戦い方だよね。
チャンスと見るや一気に攻めあがる。
チャンスの数は少ないが、決定的な場面まで持っていく。
そして、阿部祐太郎の先制ゴールが生まれた。
やった~!!!
でも・・・
その後もピンチの連続。
味方ゴール前のシーンが多すぎる。
どきどき。。。
うわ~~!! あぶない!
助っ人外国人ハメド。
コートジボワール出身。
のんきに水飲んでる場合じゃないで~!!
って思ってたら・・・
ハメド決めちゃった☆
左足一閃。
喜ぶハメド。
観客のボルテージも最高潮。
とはいっても大人しすぎる県民性か。。。
まだまだ応援も足りない。
2対0になるも、相手も必死の反撃。
流れが再び相手チームに・・・。
しかし、今日は彼がいる。
そして、ついにその時は来た!!
その名前がアナウンスされると、大人しい山陰の人々からは信じられないような大歓声。
初めて、バードスタジアム全体が揺れた。
「おかの~まさゆき~! 背番号~ 30~!!!」
ううぉ~~~~~!!!!!
日本を初めてワールドカップに導いた、あのイラン戦の決勝ゴールを決めた男。
ジョホールバルの歓喜は今も忘れられない。
浦和レッズに所属していた岡野雅行選手。
そんな選手がガイナーレ鳥取と契約した。
そのデビューの瞬間だった。
いきなり魅せる。
圧倒的なドリブルのスピード。
相手に行きかけた流れを、見事に引き戻してくれた。
ん?
なのになぜ落ち込んでいるのか??
それは・・・
ハメドの突破からセンタリング。阿部はシュートを打つと見せかけて真ん中にちょんとボールを落とした。
そこに走りこんでくる影。
岡野だ~!!
正面から決定的なシュート~~!!!
・・・・
はずした・・・・・
一斉に頭を抱える観衆。
「おかの~。。。」
勝ってる余裕からか、みんな笑っていた。
誰もがよくわかっている。
彼はそういうプレーヤーだってこと。。。
(笑)
そんな面もふまえて、ようこそ岡野選手、ガイナーレ鳥取へ。
そして最後に鶴見選手のダメ押しの3点目が決まる。
喜ぶチームメイト。
そして、そのまま試合終了。
3対0. 完璧なゲーム。
ほんとにいい勝利だったよ。
これからも昇格へ向けて一緒に頑張ろう☆
これは土曜の夜の出来事。
お経で枯れた声じゃなく、応援で枯れた声。
でも一晩寝たらやっぱり治ってた。
よかった。
熱くなれるものがあって、僕は幸せなのかもしれないな。
こんなお坊さんですみません(笑)
山地 弘純
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