一ヶ月半ほど前、あげまん道マスターの西川八月さんから一通のメールが届いた。
「突然のメッセージ失礼いたします。・・・(中略)・・・
私は以前から、思っていた事がありまして、女性が、彼氏や旦那さんと一緒に聞きに来て頂けるような、そんな講演会があればいいなぁーと、思っていました。
そして、山地さんとちゃみさんの対談を、ぜひ聞いてみたいなぁと思いました。場所はもう決まっていて、出雲です!(笑)
ぜひ考えてみていただけないでしょうか。
熱い気持ちのまま送信しました。」
僕は思わず目が点になった。
信じられない!
いや、違うな。
僕はどっかで信じてた!!
すぐさま返したメッセージは、僕のまっすぐな気持ちだった。
「すごいね〜。 僕のアワが願ってたことを、八月さんのサヌキが叶えてくれるの?」
アワ(女性性)やサヌキ(男性性)を教えてくれたのはちゃみさんだった。
アワが潜象でサヌキが現象。つまり女性性が抱いたイメージを、男性性が現実化するというものだ。
僕の中にも男性性だけでなく女性性もある。それは陰陽の世界なのだ。
たしかに、僕はちゃみさんの横で話したいと願っていた。
ちゃみさんの隣でその発信のフォローをしたいって思っていた。
そんなイメージが蘇る。
あれはいつだったか。
あげまん道に対する悔しさを認めてからのことだった。
あげまん道を許すことができてからのことだった。
誰かのブログレポートで見たちゃみさんは、三者対談の際、2対1で責められていた。
社会的責任について、ちゃみさんは問い詰められていたのだった。
あげまん道子育ては、親として無責任であると。
常識人と言われる人たちからするときっとあげまん道の考え方は許せなかったのだと思う。
でも僕にはちゃみさんの言葉の方が響いた。
もし僕があの場にいたらば、どうなるだろう。
ちゃみさんをフォローする言葉を言ってあげれるのに。
僕ならちゃみさんを助けてあげられるのに。
僧侶という衣をまとった僕が、常識人だと思われている僕が、まさかちゃみさんの方を助勢するなんて、おもしろくない?
あの時ふっとそんなビジョンが見えたんだ。
「責任っていう言葉で苦しんでいる人がどれだけいるだろうか。まずはその縛りを解いてあげられたらと思うんです」と、軽やかに穏やかに返答する僧服の僕の姿が浮かんだんだ。
そんなことを思い返して、記憶をたどろうと、その講演会の主催者であったであろう林ゆうかさんに突然メッセージをした。
今まで存在は知っていても、特に絡んだこともなかったのだが、僕はなぜかお名前をよく覚えていた。
林さんはとても丁寧に当日の様子を振り返ってくださり、僕はあげまん道との関わりを時系列で整理することができた。
そしてそのやり取りの中で、僕はまたびっくりするような繋がりを確認することができたのだった。
「山地さんと妹のゆりさんの投稿を拝見したことがきっかけで、昨年、私は沙織さんやちゃみさんの主催をしようと思い立ったのです。ですので、お二人にはとても感謝しています。
素敵なご縁をありがとうございました。」
え~うそ~!
ほんとにびっくり!
想いは繋がってたんだね。
そしてぐるっと回ってまた還ってきたんだね。
すごいな~。
っていうか、壮大な兄妹のドタバタコメディーとも言えるかも・・・。
それにしても、僕にとって、あげまん道ってこんなにも大きな存在だったんだな~。
改めてそれを感じた。
たまたま出会ったあげまん道。
それでも切れることなくここまで繋がってきたのは、数ある女性性の発信の中でもちゃみさんの文章が好きだったからだ。
そして僕の文章が好きだという八月さんが、ちゃみさんと僕を結びつけてくれようとしている。
ほんとに不思議なことだらけだ、このあげまん道を通じた出会いは・・・。
ゾクゾクっと、体中に鳥肌がたつ。
あの時、一線を引くように遥か前方に対面していたちゃみさんが、今度は隣にいて同じ方向を向いて並ぶことになる。
あの時攻撃的だった僕はもういなくて、今度はどちらかというとちゃみさんを守りたくてそこにいる。
たまらん、笑えるわ。
なに、この出来すぎたシナリオは。
まさに宇宙の采配だね。
僕の穏やかな生活の中に台風を持ち込んだ妹の友理。
あげまん道の実践レポートを聞かせてくれ、そのメソッドの素晴らしさを確認させてくれた友達のみいゆ。
僕がちゃみさんと同じ舞台に立つ夢をイメージさせてくれたゆうかさん。
僕のその願いを叶えてくれた八月さん。
そして、何よりそれを受け取ってくれたちゃみさん。
みんな、僕の願いを叶えてくれてありがとう。
繋がったね。
今僕は、あげまん道と手を繋ぎながら夫婦の道を歩んでいる。
「一番近くの人を幸せにできずして、なにが世界の幸せか。」
そう思える自分が、なんだか誇らしい。
あげまん道に出会えてよかった。そう心から思うんだ。
あの日ちゃみさんにした質問が蘇る。
「自分で自分を満たすっていうけど、他人に与えないと循環しないんじゃないですか。」
ちゃみさんはじっと考えた後こう言った。
「うん、その通りだと思う」って。
今思えば、僕の解釈がやっぱり「自分のためより人のため」に偏ってたことを感じる。
それなのにちゃみさんは「これがサヌキ(男性性)の素晴らしさ」と言って認めてくれた。
その時奇遇にもその場に居合わせていた八月さんは、「負けて勝つって言葉、教えたろか!」って、僕の発言に自分の旦那さんを投影して怒ってたらしい。
そんな八月さんが、「ちゃみさんと山地さんを繋ぐために何か大きな力に動かされてる感じがする。」って今回の企画を作りだしてくださったのだから、ほんとにおもしろいなって思う。
だけど八月さんが今回の主催に込めた思いを知れば知るほど、ドキドキが増しているのも事実。
対談は実は僕以外にもう一人、ある有名人とのコラボという話も浮上していた。でもそれを断ってまでちゃみさんは僕との対談を選んでくれた。
「誰とでもコラボしたいという気持ちにはなれなくて、損得なしに、すごく自分の気持ちに忠実にしてるから」って。
だからこそ、
僕なんかがちゃみさんの隣に立っていいんだろうか。
そんな不安も通り過ぎていく。
「僕なんか・・・か」
湧いてくる思いをダメだと思わず、ただただ眺めている。
静かにちゃみさんが問いかけてくる。
「あなたはもともとどう感じたの?」
「それであなたの本音はどうしたいの?」
僕は残像のちゃみさんにこう答える。
「僕が最初に感じたのは、いいようのないほどのワクワク感でした。
僕は同じ舞台に立って、このあげまん道から湧き出した思いを、直接ちゃみさんに渡したいです。」
そうだ、あの時ちゃみさんが「その通りだと思う」って言ってくれた質問の答え。
今度は僕がお返しする番だ。
「やっぱり、ちゃみさんの言ったとおりでした」って。
― 僕とあげまん道 (完) ―
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「わたしの命を生きようよ♡〜あげまん道〜愛する人と一緒に」
日時:2016年11月26日(土) 13:30〜17:00
場所:松江市市民活動センター(STICビル)
住所:島根県松江市白潟本町43番地 STICビル5階 501研修室
内容:前半「あげまん道マスター・今津かおりさん」による「あ
あげまん道スクール生による実
後半「小森可美(ちゃみ)さん」と「山地弘純
参加費: 早割(~10/26)5000円/通常(~当日)6500円
ペア早割(~10/26)9000円/通常ペア割(~当日)12000円
中・高生2000円(小学生以下は無料)
◎申し込みについて◎
必ず事前にお申し込みをお願いします。
お申し込みは「こくちーず」(http://www.kokuchpro.com/event/13094096c05fa447d98daf7168fd0416/)から。
お申し込み後、返信されるメールのご案内にしたがって、事前に料金の振り込みをお願いします。 (メールの受信設定に注意して下さい。「kokuchpro.com」が受信できるように設定をお願いします。)
◎講師紹介◎
《小森可美(ちゃみ)》
1971 年大阪府生まれ。 関西大学文学部英文科卒。 男の子 5 人を育てる現役ママ。 自身のこれまでの経験から「女性が自分自身を満たすこと」で、 パートナーや子供、友人や周囲との関係が劇的に変化 して いく ことを「あげまん道」にとりまとめ、 発信者となり全国各地で講演会に招かれている。
《山地弘純(やまぢ こうじゅん)》
1976 年兵庫県美方郡新温泉町生まれ。高野山大学卒業。真言宗「善住寺」副住職 。阿字観瞑想講師。スピリチュアルケアワーカー。 生家である善住寺を開放し、寺っ子体験スクール、曼荼羅アート、ヨガ、瞑想指導、心の相談等、幅広い層に親しまれるイベントを定期的に主催。5歳、4歳、2歳の三人娘のパパ。
《今津かおり(かおりん)》
1975年滋賀県生まれ。横浜市在住。立命館大学経済学部卒業。4歳の息子、2歳の娘のママ。多嚢胞性卵巣症候群のため、長い不妊治療を経験。その時に、鍼灸、野口整体、マクロビオティック、ホメオパシー、冷えとりなど、あらゆる自然療法を実践。畑を借りて、自然農法の野菜作りや、定期的な自然農法の野菜市の開催をする。現在、熱血あげまん道マスターとしてセミナー講師、カウンセラー等として活躍中。
山地 弘純
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