12月13日
森日和先生をお招きしてのひより塾第7回の講座が開催されました。
小雨が降るやや寒い陽気にはなりましたが、例年ですと雪が降っていてもおかしくないことを考えると、今年はやはり比較的暖かいのでしょうね。
本日主催者の石谷友理が体調不良で欠席というややしんみりとした中、みんなでその分も盛り上がって行こうっていう感じだったんですが。。。
いや、あの・・・、
盛り上がりすぎでしょう!!!
このひより塾に集まっている人達はどうやら変な人ばかり集まっているという話になったんですね。
しかしみんなが「自分以外は」と言い張るのです。「わたしは普通です」と。
「みなさん、自分は普通普通だとおっしゃってますけど、全然普通ではありませんからね。そうだ、普通自慢しません?」
という日和先生の無茶振りに「私自信あります」とサッと手を上げたのは美津子さん。
今日は先生の助手席に座り、やる気もいつも以上です。
「毎日、遅刻せずに会社に行きます!」
「うわ~普通!それ普通や~ん!」
先生渾身のツッコミに、みんな大爆笑です。
しかしこの件では普通認定をいただいた美津子さんでしたが、サバイバーのようなマニアックな知識を披露し始めて、「普通ちゃうや~ん」っていう認定でやはり落ち着きます。
遅れて来たともちんに火の粉が飛びます。
「普通自慢してくださ~い」
「う~んと、、、
う~んと、、、
う~んと、、、
わたし、普通じゃないかもしれない」
そしてこの方!
「みなさんが変態の成虫だとしたら私はさなぎにすぎませんわ。おほほほほほ」
「あなたがさなぎなら、誰も生まれてやしませんよ!!!」
(ふ~、やれやれ・・・。)
「久保さん、ほんとに自分を知るって大事なことですよね」
「実は~、福岡のひより塾の塾生さんが『ひより語録』を作ってくださってるんですよ。もうなんというか、こことのギャップがすごすぎるんですよね~。」
「あの~、わたくし、もっといい事言ってますよね~。」
「え~、そこ!みたいな」
そう、このブログのことを先生は言っておられます(笑)
しか~し、僕はこれからもひより先生の魅力を違った角度からお伝えし続けるでしょう!!!
「それで今日は妹が休みなんで陽子さんにノートをとってもらってブログをまとめることにしました」と、僕は陽子さんに託します。
「陽子さんなのですね~。」
「めっちゃ早口でしゃべろ☆」
いたずらっこな顔です。
「私献血の話だけで2時間はしゃべれますよ!」
ひより語録、順調にストックしております(笑)
その他にも「皇居のご奉仕」や「体占い」の話題もあり、爆笑しまくりのランチ会でした。
みんなお弁当の味、覚えてる?
千賀子さんからのお土産のみかん。かわいい☆
食後にみいちゃんと雅未さんも到着しました。全員集合です。
さて、いよいよ師走の講座の開始です。
今日は何の日かという質問から始まりました。
「満月の前の日!」
「赤穂浪士討ち入りの前の日!」
「みきの誕生日の前の日!」 (みいちゃん、それプライベート!笑)
みんな無茶苦茶言ってます。
「あのね、その場合は『明日はなんの日?』と聞きますから!」
「正解は今日から正月事始めでした。」
そういえば、13日には全国の神社、寺院ですす払い神事が行われるのだと、前回の講義の時にお聞きしていました。
「張り切って今日から大掃除をして下さい。そして穢れをはらったらどうすればいいですか?
そう、しめ飾りです。すぐにして下さい。そうすると穢れが入って来ないのです。」
それから強行採決されようとしているIR推進法案(カジノ法)についても先生は言及されました。
ピンチはチャンス。亡国論を望国論に変えていきたいのです。
この法案も、トランプ大統領の就任も、全てはいい機会なのだと思っているのです。
カジノは海外の文化だと思うのですが、日本のよさを打ちだしたオリジナルなものにしかなければなりません。日本の国民性、日本のいいところを見ていただくいい機会にしていきたいのです。またカジノで日本に来て下さる方への観光ルートを開くことにもなります。
ただ大切なことは然るべきところにお金が回るように見守って行くことだと思います。
例えば日本のこの美しい国土は、神域、禁区域を侵さない気持ちがあったからだと思うのですが、今水源地を中国の方々に買い占められています。その場所に神様を見ていない人の手に渡ることが怖いのです。
守るべきものは守っていかなければなりません。
じゃじゃ~ん!風呂敷先生登場!
中身は!
紙芝居の続きでした。今回は第4話。「天孫降臨」です。
「アマテラスの子どもが天下りされていたら『天子降臨』になっていたはずなのですが、お孫さんのニニギノミコトが遣わされたので『天孫降臨』なのですね。」
誘導しているのは猿田彦(サルタヒコ)という国津神(地上の神)です。天津神(天上の神)の天下りをお迎えに来られ、道案内をされたということです。
ニニギノミコトが出会った美しい娘がコノハナサクヤヒメ。 あの草場一壽先生の陶彩画の今期のメイン作品ということで僕は知ったばかりでした。
ニニギノミコトは求婚しますが、お父さんから娘二人一緒ならという条件を付けられたそうです。
美しいコノハナサクヤヒメと醜いイワナガヒメ。この二人はセットだったのですね。花咲きほこる繁栄のコノハナサクヤヒメと、岩のような永遠性のイワナガヒメ。
でもニニギノミコトはコノハナサクヤヒメだけど結婚してしまったために、この時から天皇に寿命ができてしまったということです。
「たった一夜共にしただけで身籠るわけない。これは国津神(地上の神)の子だろう」と疑いをかけられたコノハナサクヤヒメは、誓約として火中の出産をします。
とはいえ天津神(天上の神)であることが証明されて無事に3柱の神が生まれたということです。 神話とはいえ、無茶しよる。。。
山の猟が得意な弟の山幸彦(ホウリノミコト)と、海の漁が得意な兄の海幸彦(ホデリノミコト)。兄の強引な提案で、お互いの道具を交換しました。
でも山幸彦(ホウリノミコト)さん、釣り針をなくしてしまいます。1000もの釣り針を自分の剣で作って許しを請いますが許してもらえず、海辺で泣いています。
すると塩椎神(しおつちのかみ)がやってきて小舟に乗せて、綿津見神(海神わたつみ)の宮殿へ行くように言いました。
そこでホウリノミコトは豊玉姫(トヨタマヒメ)と出逢い結婚します。
釣り針は赤鯛の喉にひっかかっていることがわかりました。
帰るにあたって海神から兄に対する駆け引きの策を教わります。
攻めて来た兄のホデリノミコトを溺れさせています。そして兄が苦しんで請うとそれを許してあげたのです。
これ以降、兄は弟を守ると誓ったそうです。
そして身籠ったトヨタマヒメの出産です。決して産屋の中を覗かないで下さいと言われていたにもかかわらず覗くホウリノミコト。
見られたことを恥じて、子を残して海に帰ってしまうトヨタマヒメ。そしてその子の養育に妹のタマヨリヒメが遣わされてくるのです。
紙芝居が終わり、いよいよ「洋室での立ち居振る舞い」に入ります。
まず「礼」と「拍手」についてのお話がありました。
日本人の動作の全てが御魂鎮めであり禊です。
日本人ほど一日のうちに何度も頭を下げる人種はありません。お辞儀の回数分、心を整えているのです。一日に何度も御魂鎮めをしていると、心が荒ぶることがありません。
また拍手は、人を喜ばせるとともに自分自身を活性化しているのです。「陰陽スパーク」により御魂の活性化へ繋がるのです。
みなさん、御魂は磨くものではありません。開くものなのです。
洋のマナーの中にも、日本人としての心は変わらず残していくということなのですね。
【立礼(りつれい)】
体の軸は曲げないよう、背骨は一直線にしてお辞儀するとのことです。
目線も体の軸に直角のままなので、90度まで体を折ったら目線は真下になります。
よく目線は斜め下と言われる方もありますがそうではなくて、このように目線はお辞儀の角度によって変わって来るということです。
今回もノートは安心して、僕は写真を撮れますよ~。
日和先生から「彼女は学級委員です」という認定のお言葉を賜りました。
でもこの方も、きっと普通じゃない・・・。
さあ、実践です。
まずしっかりと立ちます。手はやや前にくっつけます。
「手は真横に付けずに、この辺りから前に出ているんですね」と先生の説明です。
頭を下げるということは、100%信じているということであり、尊敬や感謝を表すのだそうです。
「会釈」です。角度は15度。両手は太ももの前に移動します。
「浅めの敬礼」。角度は30度。両手は太もものに沿って下がります。
「深めの敬礼」。角度は45度。両手は膝につくかつかないくらいまで下ります。
「最敬礼」。角度は90度。両手はひざを覆う形になります。神仏の前など特別な時に用いるとのことです。
最敬礼は座礼でいうところの合手礼に相当します。これが合手礼です。
手を組んだ場合もあります。ですが組むということははずす動作が増えるため、基本は手を下ろした状態だそうです。
それから「語先後礼」「礼三息」「残心」という大切な3つの心を教わりました。
【語先後礼】 「挨拶→お辞儀」
言葉が先で動作が後になるとのことです。
「立礼」ではまず「おはようございます」「お世話になります」「よろしくお願いいたします」などの挨拶をしてからお辞儀をするのです。
(ちなみに座礼では「お辞儀→挨拶→お辞儀」というように挨拶を間にはさみます)
【礼三息】 「吸う→吐く→吸う」
息を吸いながら身体を倒します。動作が止まったところで息を吐きます。息を吸いながら身体を起こします。三つの息で礼をつくすのです。
【残心】 「吐く」
お辞儀した後にすぐ次の動作に移るのではなく、最後に息を吐いて間を残します。
最後まで相手に対する気持ちを残すことで、また会いたいなと思っていただけるような余韻が残るのです。
洋の作法なので参考までに数で教わりましたが、本来和作法では数を数えずに、呼吸を供えるということです。
動いている時は吸い、
止まっている時は吐きます。
Vanさん、残心をしてくださいね。
【ドアの開閉】
まずドアを三回ノックします。海外では四回のようなのですが、日本人はスピードが違いますとのこと。二回の場合はお手洗いのノックであり、三回が適当なのだそうです。
ドアは2手で開きます。ドアノブのある方とは反対の手で持って開けます。
そしてノブを持ったまま押して(または引いて)入ります。
入りながら反対側のドアノブを空いてる方の手で持ち、入口側のノブは離します。
大きな音がしないように、空いた方の手でドアを押さえながら閉めます。
ちなみに何人かで入る時、押し扉の場合はまず自分が先に入りそれから他の方を導き入れて扉を閉じます。
引き扉の場合は開いたまま待ち、他の方が入り終わってから自分が入り閉じるとのことです。
どちらもドアのノブは離さないところがポイントなのですね。
【椅子の座り方、立ちあがり方】
まず椅子の左側に立ちます。和作法では上座下座で決めるのですが、洋作法では左で固定なのだそうです。
そして「語先後礼」なので、まず挨拶をします。
そしてお辞儀をします。
足運びは1、2、3。
まず1。左足を前に進めます。
2は右足をって感じで、椅子の正面にスライドさせます。
3は左足を右足にくっつけて、椅子の正面へ移動完了。
右足を少し引きます。これによって見なくても椅子の位置が確認できるとのことです。
座ります。座りが浅いので、グーを使って体を移動し深く座ります。
引いていた右足を前に出し、両足を揃えます。左足を引かないように注意しましょう。
手はおひざに置いて下さい。
では、立ちます。右足を引いて、グーで座りを浅くします。
立ちました。
右足を前に出して両足を揃えます。
1で左足を横に送ります。
2で右足を後ろまで引きます。
3で揃えて椅子の横に移動できました。
挨拶をします。
お辞儀します。
頭を上げてから、静かに吐きます。残心です。
(また会いた~い☆)
【ソファでの心遣い】
バッグは小さいもの以外は下に置きます。
足は下座の方側に流しましょう。
座りは深くなり過ぎず、背筋をピンとしているのが基本です。
テーブルが遠い場合、ソーサーは膝上に置き、カップだけ持って飲みます。
テーブルがあればカップのみ持ちます。
カップの持ち手には基本指を通しません。
「先生、なにしてはるんですか!」
「意識が飛びそうなので目を開けてるんです。」の図。
右と左のどっちに入ってるでしょうか?
どっちも入ってませ~ん!
ひより塾、こんな感じでやってます。
とっても楽しいで~す。
来年も、みなさんのお越しをお待ちしています。
よいお年を☆
山地 弘純
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