1年後の自分へ届く夢てがみ。
彼と一緒に書こうって思ってた。
10年前の彼は、苦しみの中だった。
そして彼を救えなかったという罪悪感が、僕を心理への道へ向かわせたのだと思う。
自分の存在証明に彼を使ってきた僕が、そんなもの必要ないと気付けた時、彼は戻ってきてくれた気がする。
あの時、足湯につかりながら交わした言葉を思い出し、彼に伝える。
「いいところですね。」
「そんじゃ住むか?」
「いえ、遠慮しときます。」
そんなくだり。
彼は笑いながら景色を眺めている。
ほとんど覚えていないという過去の記憶を、一つ一つ取り戻していくかのように。
ハチ、ほんとによかったな。
もう僕に罪悪感はない。
お互いに、目一杯幸せを発信していこうな。
僕には僕にしか、
君には君にしかできない、
幸せの表現がある。