スピケア二年次もさらに学びが進み、スーパーヴィジョンを受けるところまできました。
臨床ケースをもとに、援助者(カウンセラー)のクライアントへの関わり方を皆で吟味していきます。
スーパーバイザー(指導する側)は事例への興味ではなく、援助者(カウンセラー)という一人の人間へと焦点が向けられます。指導される援助者(カウンセラー)のことをスーパーバイジーといいます。
ちなみに事例へ焦点を当てる場合は事例検討会となり、スーパーヴィジョンとは異なるそうです。
自分にはない視点、価値観、知識を周りからいただき、小さかったヴィジョンか大きく変化していくための大切な場です。
これを経験していくことで、僕たちはまた大きく成長すると先生に言われました。
たくさんの否定的な意見が飛び出すこともあります。
しかし会長である山添先生がおっしゃいました。
「だけどね、あなたたちへのメッセージで一番大事なことはね・・・
バカボンのパパじゃないけど、
『これでいいのだ!』
この言葉があってこその、他の意見だということを覚えておいてほしい。」
あ~、なんていい言葉なんでしょう。
認めてもらえる前提があれば、否定の言葉も受け入れれるはずです
僕たちはこの言葉で安心してカウンセリングに挑み、さらにはスーパービジョンを受けることができます。
そして自分の目だけではできやすいたくさんの死角を、たくさんの目で補ってもらえるはずです。
「これでいいのだ!」