大雪の中、お昼すぎにお参りに来られたナオテルさん。
「あ、副住さん、これコモチです。ちょっとだけど」
「あ、はい、小餅ですね。お供えしときます。」と答える僕。
小餅を仏様の前にお供えする。
夕方になって母に報告。
「ナオテルさんがお餅をお供えしてくださってるよ。」
母が仏前に並べ直しにいく。
帰ってきて一言。
「足が付いとったわ」
え?
何かあの小餅から事件の足でも付いてたのか!!!
そんなこんなで晩御飯。
なんでも早速小餅をいただくとか。
う~ん、いい香り。
いっただきま~す。
と・・・
大きな汁椀の中から溢れはみ出した足。
「これがコモチの正体だ~~!」
と母は笑いが止まらない様子。
ええ、そうです。
コモチの正体は、せこがにでした。
せこがには子持ち蟹とも言われます。
僕がやっぱり、にぶいんですよね・・・
「まったく生きたものを仏前にお供えしたりして!」
とおばあちゃんに怒られながらも、美味しくいただきました。
めでたしめでたし☆
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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