7日の朝7時から、とんど焼きが行われました。
とんど焼きをする日にちは地域によって違いがあって15日に行うところもあるようですが、この辺では7日に行っています。
お正月とは歳徳神様(歳神様)をお迎えして、一年の幸せをお祈りする行事です。
門松を立て、しめ飾りを飾り、鏡餅を供え、歳神様を心から歓迎いたします。
松は神様が宿る木と言われており、歳神様が降りてこられるように、門前に立てます。
まさに歳神様を『待つ』木なのです。神様が迷わずうちに来て下さいますようにという思いを込めて飾りましょう。
しめ縄飾りは、歳神様を迎えるための神聖な場所にするために、各家の玄関口や神棚に飾ります。
場所だけでなく、自身の不浄も清め、すがすがしい気持ちで歳神様をお迎えいたしましょう。
鏡餅は歳神様へのお供えです。
昔祭祀に用いた神様が宿る丸い鏡に似ているから鏡餅というなど、諸説があるようです。
大小二つのお餅は、月と日を表し、「円満に月日を重ねることができますように」とお供えしましょう。
こうして1日から7日までお迎えした歳神様に祈りを捧げます。
この期間が歳神様が各家にいて下さる期間です。
歳神様がおられなくなる7日には松の飾り付けをはずすので「松の内」と呼ばれます。
同じようにしめ縄飾りもはずし、鏡餅も下げます。
地方によっては15日のところもあるようです。
とんど焼きは、門松や注連飾りによって出迎えた歳神様を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味があるとされています。
これは神道からきた行事でしょうが、我々も仏の法をもって、しっかりお祀りさせていただいています。
古く良き日本古来よりの慣習は、大切にしたいものです。
合掌
少ない人数ですが、とんど焼きを行いました
火を付けていきます
今年はあっという間に火が付きました
松やしめ縄飾りが燃えていきます
こんなに勢いよく燃えた記憶はありません。
歳神様のお見送りです。
残り火でお餅やミカンを焼く人も。
焦してませんでしたか?
歳神様、今年も来て下さってありがとうございました。
帰って、七草粥をいただきました。
The following two tabs change content below.
山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
最新記事 by 山地 弘純 (全て見る)
- 兵庫県新温泉町飲食店テイクアウト情報☆ エール飯にご協力を!! - 2020年4月20日
- うちは現在アナ雪ブーム真っ盛り - 2020年2月20日
- 仲間が琴浦町にある「東伯発電所」の壊れた風車の視察をしてきてくれました - 2020年2月19日