眠れていますか?
そんなキャッチフレーズで呼びかける、鳥取市の自殺予防キャンペーン。
paix2がコンサート出演するというので鳥取市のイオンに出かけた。
「うつに気付く。
自殺をふせぐ。
自殺には健康の問題や経済・生活の問題、うつ病など様々なことが複雑に関係していると言われています。
これらの問題に対して、専門の相談機関に相談することが解決の第一歩となり、また、自殺を予防することにもつながります。
一人で悩まず、まずは相談してみましょう。
周囲の人が気付いたら相談しましょう」
パンフレットに書かれていた。
Paix2のステージの前に、「てっぽんかっぽん」による人形劇があった。
たしか「眠れなくなったお父さん羊」というタイトルだった。
眠れなくなったお父さん羊が鬱になっていく様子。
なんだか僕が眠れなくなった時に似ていた。
僕もあのまま眠れないままなら、どうなっていたかわからないなと、怖くなった。
眠れないって本当に苦しくて、体がおかしくなって、精神が崩壊していく。
そんな苦しみを抱えた人たちが、今はどれだけの数いるのだろう。
そのあとそんな心をやわらげるかのような、Paix2のステージがあった。
やっぱり彼女たちの歌は、そういうテーマにすごくあっていると思った。
生きること。
自分の存在意義。
いのち。
彼女たちから放たれるメッセージ。
どうか苦しんでいる方々が、救いとなる場所にたどり着けますように。
僕は切にそう願いながら、彼女たちの歌声を聞いた。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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