真言や陀羅尼の意味が希薄なのは、無念無想の境地に至ることが目的だかららしい。
だから意味を教えてくれといわれても、こちらもチンプンカンプン。。。
ただ無心で読むことです、としか言えない。。。
「ただの意味のない呪文」
しかしそれはあまりにも神秘的な響きだ。
だから、これを唱えたり書写したりするするようになり、暗記することで様々な霊験が現れるのだそうだ。
般若心経もしかり。
あまり意味を求めず、その音の持つ響きを味わい、静かで穏やかな境地にたどり着けるように唱えることこそ大切なのだと思う。
僕たちは普通にしゃべる言葉。
その中の一文字に過ぎない「あ」字。
この一文字に千里を含むという。
同じように、すべての文字、一文字一文字の中にある大きな宇宙。
その響きを口から発することができる奇跡。
それは命の響き。
真言はそんな音の一つ一つに宇宙を抱いた魔法の言葉だ。
魂に響きわたり、心が浄化されていく。
ありがたいなって思う。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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