鳥取の棚行参り。
ほぼ地元の鳥取。
昨日までの雨はあがり、今日は久しぶりの晴れ間が広がった。
「あ!!」
2軒お参りをこなし、話すぎて時間がおしているにもかかわらず、
ある池のほとりで急ブレーキ。
「うわ~、青空や~」
思わず車を降りてパシャリ☆
改良服のお坊さんスタイルも気にせずに、そこに座り込み遅めの朝食。
母さんの握ってくれたおにぎりをパクつく。
頬にあたるそよ風が気持ちいい。
ここはある池のほとり。
つかの間のぜいたくな時間。
思わず寝転んでしまう。
空がきれいだな~☆
しばらくぼーっと眺めていた。
青のち緑、時々黄色。
どこまでも広がる水面。
なんて大きいんだろう。
なんだか空とつながっているみたいな気がする。
まるで湖。
ここは『湖山池』
日本最大の池。
鳥取市のはずれに、存在感たっぷりに広がっている。
きっと知らない人は海だと思って通りすぎていくのだろう。
池の語源は「生(いけ)」からきているそうだ。
魚を生かす。水を生かす。二つの説があるようだが、
いずれにしても何かを生かすために作られた存在には違いない。
そういえば、僕は無意識に心の池を澄み切ったものにというお話をしている。
でも今気がついた。
中身がからっぽだ。
なにかを生かさなければ心の池の意味はない。
いったいなにを生かせばいいんだろう。
・・・
やっぱり優しさだろうか・・・
こぼれ落ちないように大切に囲い込んでみないとダメなんだろうな・・・
そんなことを考えながら車を走らせた。
わずかながらのの休息。
だけど、なんだかすごく有意義な時間だった気がする。
池の水面は、ゆらゆらと揺れていた。
あ、池と沼の違い知ってる?
カッパがいると沼なんだって☆
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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