新温泉町竹田にある面沼神社に今日はやってきた。
ドーンと立派な鳥居をくぐる。
そして手水舎で手口を漱ぎ、浄化して向かう。
階段の両脇を狛犬が守っている。
中間には水の流れがあり、涼しさを引き立てている。
やや小高い場所にある本殿。
見慣れた町の景色も見下ろすと新鮮だった。
中を覗かせていただく。
祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)、美尼布命(ミネフノミコト)、天穂日命(アマノホヒノミコト)だという。
特に美尼布命は、この地「二方」の国造であり、出雲国造・天穂日命と祖先を同じとするらしい。
なるほど、出雲系になるということね。
倉稲魂命は五穀豊穣、農耕の神であるということだ。
本殿の前では黒蛇が、その脇にある木々にはたくさんの舞い踊る蝶が、それぞれ祝福してくれた。
昨日習字の教え子であるこの神社の息子さんが訪ねてきてくれたことも、ふと寄りたくなった伏線なのかもしれないね。
面沼神社では毎年2月11日に「お茗荷祭り」が行われている。
なんでも普通4月頃に生える茗荷が、この地に限って2月11日(旧暦1月7日)を境に生えるという但馬七不思議の一つがあるそうだ。
宮司が境内の「めぬ池」という小さな池の中央にある小島に生えた茗荷を3本取り、池の水で清め、神前に供える。
その茗荷の芽の形や大きさ、色ぐあいなどの成長状況でその年の吉凶状況を占うのだ。
昔は女人禁制で裸参りもあり、他の村からの来客もあったそうだが、現在では、関係者のみの神事となっているということだ。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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