今日は配り物をしに浜坂の宇都野町へ。
そのお宅の近くにある神社へフラッと誘われる。
合併して同じ町になったにも関わらず、初めての宇都野神社参拝だった。
狛犬ではなく狛獅子になるのかな。
まずは手水舎で手と口を漱ぐ。
ここは県指定無形民俗文化財の舞いで伝える、霊獣「麒麟獅子」が奉納されている。
「麒麟」については、僕は小野不由美さんの十二国記で読んだことで名前を身近にしている程度だけれども・・・。
さて、四霊獣についての記述を読むと、「麒麟」「龍」「鳳凰」「霊亀」であり、龍は鱗の、麒麟は毛の、鳳凰は羽の、霊亀は甲殻の、それぞれ長である霊獣であるとのこと。
霊獣であるから普段は目には見えないのだが、瑞々しい気に満ちた時に姿を現わすとされる。
麒麟は麒は雄を、麟は雌を現す。
ここでもパートナーシップのメッセージと受け取った。
男性性と女性性が絡まり合い調和する霊気が高まっていくイメージが浮かぶ。
最強の戦う力をもちながら、不殺生たる姿を示すのが麒麟。
霊性とはスピリット、息吹のことなので、その獣に擬(なぞら)えた見えないエネルギーをしっかりと扱っていこうと思った。
今「龍」の気を使う人たちが増えてきているように感じるが、この地に住む僕には、「麒麟」の気が身近にあるのかもしれない。
それにしても、やはりパワースポット。
抜けるような快晴で気温も上がるが、階段を登りながらひんやりとした霊気を感じる。
本殿前はとても気持ちのいい空間だった。
浜坂の町をやや見下ろす景観も、心に染み入る静寂も、とても印象に残った。
その他にもたくさんの小さなお社が祀られている。
本殿左側にはアメノウズメノミコト、アメノコヤネノミコトの二柱神社に、カグツチノミコトの愛宕神社。
本殿右側にはスサノオノミコトの三柱神社、イナダヒメノミコトの八柱神社、コノハナサクヤヒメノミコトの伊那神社、カナヤマヒコノミコトの針神社、ウケモチノミコトの稲荷神社、そして出雲大社遥拝所が祀られている。
階段の下にあるのは神楽殿。
ここは、鮑之霊水が湧くという。
扉がしまっていたので、勝手に開けることはしなかったけどね。
開けてよかったのかな?
飲めたのかな?
再訪する楽しみにしとこっと。
鮑之霊水には彦坐命(ひこいますのみこと)と大鮑の逸話が残る。
この方のことももっと知りたいなって思った。
こんなに近くにあった素敵な神社。
今度は妻を誘ってみようかな。
山地 弘純
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