8月15日
お施餓鬼法要を行った。
初盆のお宅を中心に、大勢の参拝者の方々にご供養いただいた。
暑い中、1時間半の法要に参列くださった皆さん
ナスやきゅうりを賽の目に切った水のみをお供えする
夕方に岸田川に向かい、精霊送りをする。
河原でお塔婆をお焚きあげしていただく。
次第に、あたりは暗闇に覆われていく。
先導する舟が飾り付けられ、
そして川に浮かべられ、
その後ろを、送り火となる灯篭が流されていく。
短い時間だったけど、
一緒に過ごせてよかった。
また来年も帰ってきてね。
みんなで、待ってるから。
沈んでいく夕日とともに、
ゆっくり ゆっくりと
ご先祖様は帰っていかれる。
浄土へといざなう舟の誘導により、
明るく照らされて、帰っていかれる。
ありがとう。
その思いを送り火に乗せて、
ゆっくりゆっくりと帰っていかれるご先祖様を、じっと見送るんだ。
綺麗で・・・
幻想的で・・・
それでいて、はかない・・・
お盆の物語。
この素敵な時を、
ただ、大事にしたい。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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