性別は生まれる瞬間まで聞かない。
それが二人に共通する思いだった。
男の子の名前を2つ、女の子の名前を1つ、用意していた。
生まれたあなたは女の子だった。
あなたが生まれるまでに付けたいと思っていた名前は、太陽のような名前だった。
しかし実際生まれたあなたを見て、いろいろと考え直して、付けた名前が「望心(のぞみ)」。
月にちなんだ名前に、なるべくしてなった。
「望」は満月の別名、望月からイメージした。
満月の日に生まれたあなたには、満月のような人になって欲しいと思ったからだ。
月は、明るい昼間は、空に出でいてもほとんど目立たない。
しかし夜になると、太陽の光を反射して、暗闇に埋もれた山や川、大自然を美しく照らし出す。 人の心さえも癒す優しさがある。
そんな影の部分で支えることのできるような人、傷ついた人を癒せるような人になってもらいたいという願いを込めたいと思った。
「心」という字にも「優しさ」「思いやり」という意味が内包されている。優しさを二文字重ねた。
「心に形なんかない。逆を言えば自由自在に姿を変えていけるんだ」
そんな僕たち二人が大好きなミスチルの桜井さんの歌詞も添えてあなたに捧げたい。
いつか聞いたことがある。
名前を付けるということは、付ける人がその名前に相応しいかを問われるのだと。
確かにそうだ。
自分にできないことを子供にのみ願うというのはおかしな話だ。
僕たちにできているだろうか?
いや、きっとできていない。
僕たちも「望心」の心を持てるように努力していかなければならないと思う。 あなたとともに・・・
【11月28日 命名式】
のぞみ、満月のようなまあるい心で、暗闇を優しく照らすことのできる人になって下さい。
あなたの明るく優しい未来を望んでいます。
僕たち2人は、あなたのことをずっと愛し、大切にすることを誓い、この名前を贈ります。 弘純 奈美
山地 弘純
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