くぐり池という池が多子にあると聞きました。
なんとこの池は、鳥取の多鯰ヶ池に繋がっているという伝説の池です。
一度行ってみなくてはと思い行ってみました。
おお、期待に胸が膨らみます。
どうやらここら辺でしょうか。
車を止めて、降りてみます。
多子の「字池の上」という所に、「くぐり池」と言う三畝ほどの池がある。
この池は鳥取県の「多鯰ヶ池」につづいていて、「くぐり池」で失った物が
「多鯰ヶ池」で見つかることで不思議がられていた。
その「くぐり池」の近くに住む娘がいて、あるときそこを通りがかったお坊さんを一目見て好きになり、
お坊さんも娘を心憎からず思った。
けれども、お坊さんは修業の身、とても娘と一緒になれず、娘はそれを苦しんで池に身を投げた。
ところが、お坊さんも池に身を投げた。
村人は二人を哀れんで池の端の道にお地蔵さんを祀って供養した。
※参考文献 喜尚晃子 「但馬・温泉町の民話と伝説」1984年より |
こんな由来があるようですね。
ん、なになに?
くぐり池伝説コウボネ・フトイ
この池は、因幡の多鯰ヶ池(たねがいけ)につづいていると伝えられている。 又、大雨が降っても、晴れた日が続いても池の水かさは変わらず照来地域の七不思議の一つに数えられている。 |
[伝説] 1)池の廻りで家族が田植えの昼食をすませ、洗いもの(飯櫃・食器)を池に浸けておき、田植えを済ませて、洗いものを探したが見つからなかった。後日、因幡の多鯰ヶ池に浮いていた。 2)村の人が数個のひょうたんを浸けていたが、いつの間にかなくなっていた。後日多鯰ヶ池に浮いていたという。 3)地区の若連中が池の中央に相撲場をつくり、明日の相撲開きを楽しみにしていたが、朝見ると一夜にして消滅していたという。この池には、以前から珍しきコウボネ、フトイの二種類の植物が自生しており希少価値が高い。 |
しかし、
池というより沼?
水がものすごく少ないです。
とはいえ、鳥取の多鯰ヶ池へつながる時空の歪みか、はたまたワープポイントか。
覚えておいて損はないでしょう。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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