今夜は新温泉町町民センターで行われた親の会『NuKu森』に参加させていただきました。
様々なシーンでご一緒させていただいている鎌田、巽の両みゆき先生から、真っさらな生徒として学ばせていただきたいと思ったからです。
鎌田先生は久斗山というド田舎ともいえる、まだ大切なものがたくさん残っているこの場所から「愛の光」「いのちの輝き」を発信し続けてくださっている、新温泉町のカウンセラー、セラピストの第一人者とも言える存在の方ではないかと思っています。
そして巽先生はデビューしたてではありますが、とても情熱的で、一緒に子育てしていこうよって思わせてくれる方です。
そんなお二人のコラボレーションで開催された「NuKu森」の第二回。
まず思ったことは、二人体制いいな~!ってこと。
「あなたはそのままでいいのよ~」
「そのままで完璧なんだから~」
というところまで導いてくださる鎌田先生。
(さすがだな~。)
「すっげ~わかる!」
という第一声で悩みに深い共感を示し、方言バリバリで対話していく巽先生。
(これは超新鮮だ~。)
とかなんとかカウンセラー目線も入るとこんな感じですが、相談に来られていたみなさんにとっても、「わかってもらえる」そして「そのままでいい」っていう雰囲気が、とても安らげ、自己開示しやすい素敵な場所となっているように思えました。
「おちかづきタイム」で自己紹介ゲームをし、「子育てなんでもトーク」で悩みなどを話し、「プレゼントセミナー」で理論を学び、最後に「感想をシェア」という流れでした。
僕は、共感と否定のワークがとても楽しかったし、すごくわかりやすかったです。
ペアになって一方が話し手で、一方が聞き手になるのですが、一回目は聞き手が否定的に聞く、二回目には聞き手は肯定的に聞くというものです。
テーマは「好きな芸能人について」。
まず話し手になった僕はミスチルの桜井さんラブなことを一生懸命伝えたのですが、「ふ~ん」とか「それが」とか「別に」「全然思わない」とか言われると、話題はぶつ切りで苦痛でした。
切り替わって肯定では「そうそう」「いいですよね~」「あ~イノセントワールドとかね~」と聞いてもらえるのでどんどん話題は膨らみました。
次に聞き手となったんですが、「ダウンタウンおもしろいですよね」と言われて、僕も好きなので否定は大変でした。
それでも、「全然」「どこがおもしろいん」「知らない」とか言い続けると、相手の方から「あ~心折れそう・・・」というつぶやきが聞こえました。
肯定は晴れ晴れでした。お互いに。
「ほんとですよね」「そうそう、大みそかも楽しみで」「ぜひぜひ」という言葉からやり取りは弾み、思ってもないところまで言葉を引き出すことができました。
それと子供に対するとき、「感情」と「行動」とを分けて考えるということも、なるほどな~と思いました。
子供がなにかしてほしいと伝えてきた時、そのメッセージを否定してしまうと、その感情はますます内部で膨張してしまうそうです。これはユングの「抑圧ははびこる」と同じだな~と思いました。
鎌田先生はおっしゃいます。「感情を受け止めることだけは死に物狂いでしてやってほしい」と。
それでは共感はどうやってやればいいのかということについてです。
それは子供の言葉に「な~」とか「ね~」とか付けるだけでいいんだそうです。
前にも鎌田先生の講演で聞いたことを思い出しました。
このスキルを、「愛のオウム返し」と先生は呼んでおられました。
ん?
これって僕が自分を観照するスキルと同じじゃないか。
自分の思考、感情に「な~」とか「ね~」とか客観的に愛おしく温かく見守りながら鎮めていく方法に・・・。
それでは観照とは、「自分の思考感情への客観的共感」、「自分の思考、感情への愛のオウム返し」とも言えるな~などと思ったりもしました。
ですから、共感によって子供たちの感情も穏やかになっていくのだろうな~とは容易にイメージできました。
「子供の感情に共感しました。でも行動は別です。だってあなたの気持ちもあるでしょ。」と先生は続けます。
「共感しました。でもあなたがしたくないなら、しなくていいんです。」
これ、欲しかった言葉だ!と思いました。
最後に全員の前で僕も自己を開示させていただいたのですが、僕が悩んでいるのはやはり両親の価値観との相違についてでした。
僕のやりたい子育ては否定される。そして僕は昔の子育てを否定する。
この正しいとか正しくないとかいうこジャッジで過去と戦うのはもううんざりだ。それより過去を抱きしめたい、という思いが日に日に増していたのです。
そのためにどうすればいいかというのを僕なりに必死に考えてきました。
そして始めた僕なりのアプローチ。その確信をもらいました。
なにか両親が干渉してきたとしても、いつでも「ほんとだね~」って言って共感しよう。
でも行動は別で、自分がしたいっていう思いを大切にしながら決めていこう。
それでよかったんですね。ありがとうございます。
感情部分の共感は母性的愛情。
行動部分の学ばせる、躾けるというのは父性的愛情。
「ただね、母性が入ってないと、父性は入らないよ。」とのこと。
あ~そっか~。そうだよな~と納得です。
共感をもっともっと大事にしていきたいな~と思いました。
素晴らしい学びがあり、抱えていた思いの吐き出しもあり、心がホッとゆるんでいく、あっという間の2時間半でした。
子育ての不安、悩みを抱えて、一人苦しんでいるお母さん、お父さん、ぜひ二人のみゆき先生の温もり溢れる空間にお越しください。
山地 弘純
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