「私はこんな星の元に生まれて来たんだな~」
そんな言葉を無意識につかっている人が多いのではないだろうか。
星から照らされる光は、あたかも自分の命のスポットライトのようだ。
人々は古くから、ずっと変わらないであろう優しい光の下で、願い、そして祈ってきた。
星に願いをかけることは、大きな命に委ねるかのようだ。
星とつながればつながるほど、自分の小ささから抜け出し、大きな宇宙になることができる。
私たちは北斗七星の星の下に生まれて来たといわれている。
星の元とは、自分の宿命を意味する。
生まれながらに持ち、変えることのできない万象。
宿命は過去から現在。
それに対して、運命は現在から未来。
これは自分次第で変えることができるもの。
宿命を受け入れ、これから進む道が開けるように努力し、また自分の繋がりを大切にし、ねたまず、気負わず、前向きに生きること。
自力を信じ、他力に感謝し、時の流れに逆らわず、その流れに乗って自分で舟を動かす。
そう、そんな姿を星は見守っている。
子年に生まれた人は貪狼星(トンロウショウ)・・・①
丑、亥年に生まれた人は巨門星(コモンショウ)・・・②
寅、戌年に生まれた人は禄存星(ロクゾンショウ)・・・③
卯、酉年に生まれた人は文曲星(モンコクショウ)・・・④
辰、申年に生まれた人は廉貞星(レンジョウショウ)・・・⑤
巳、未年に生まれた人は武曲星(ムコクショウ)・・・⑥
午年に生まれた人は破軍星(ハグンショウ)・・・⑦
これがあなたの命の星と見立てて、我々は星に願いをかける。
善住寺では、これらのあなたの星に影響を与える悪星を除け、善星をより輝かせるよう、ご供養している。
2月3日の節分は、星をまつる日。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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