福島キッズ新温泉町プログラム8月8日に、善住寺「寺っ子スクール」が決定!!
子供たちに美しい自然の元で思い切り過ごしてもらいたいという目的で始まった福島キッズ新温泉町プログラムも次で第三回を迎えます。
第一回よりホームステイ先としてかかわらせていただきましたが、子供と仲良くなり、そして文通などするようになっていく中で考えさせられることがありました。
ただ美味しい空気、美味しい水と美味しい食べ物、それを提供するだけでいいのか。ホームステイでなに不自由なく過ごしてもらうお客さんというだけでいいのかということです。
「参加の動機は放射線で疲れた体を休め回復することでしたが、以来ふくしまキッズに参加するごとにひもの結び方を覚えて帰ってきたなど、体験を通して子供達が成長していることも感じられます。
3.11の言葉では言い表せない悲惨な状況は、驚き、怒り、恐怖、悲しみ、口惜しさ、悔しさなどいろいろな思いを抱かせますが、本当に大切なものはなんだったのか、守らなければまらないものはなんなのかを考えさせられ、気付かされたきっかけでもあったのかなと思います。
息子は3.11を振り返ることを今でも嫌がります。テレビで映像が流れれば目をそらし耳をふさぎます。でもいずれあの時なにがあったのか、原因はなんであったのか、自分なりに整理し腹に落としこむ時がくるでしょう。
そして自分たちはどんな社会を、日本を作って行くべきなのか進路を選択する時が来ます。その時にこのふくしまキッズでの出会いや体験が生きてくればどんなに素敵なことかと思います」
これはうちにホームステイした子のお父さんからの手紙です。
僕はこの手紙を読んで以来ずっと考え続けていました。
子供達の未来に何を伝えてあげることができるかと。
そして子の春、新温泉町にお願いしました。
ぜひプログラムの中で「寺っ子体験スクール」を行わせてください。
そして今日正式に連絡をいただきました。
8月8日、正式決定です。
ゆうや、これが今年せっかく来てくれたのにホームステイ受け入れができなかった僕からのせめてもの償い。
ゆうや以外にも多くの福島キッズに、未来をあきらめないため、未来を切り開くため、大切なことを伝えるつもりだよ。
生かされていること。
愛されていること。
可能性にあふれていること。
立ち向かうこと。
あきらめないこと。
いのちを生かすこと。
山地 弘純
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