お勤めで「一休さん」
読経や座禅で心身鍛錬
夏休み中の子どもたちがお寺で集団生活を送り、心身を鍛える「寺っ子体験スクール」が19日、兵庫県新温泉町熊谷の善住寺(山地康照住職)で始まった。子どもたちは僧衣に着替えて「一休さん」のような「こぼんさん」に変身。読経や座禅などの「お勤め」に挑戦した。
僧衣をまとい読経に取り組む子どもたち=19日、新温泉町熊谷の善住寺
寺院での生活を通して周囲に感謝する心を養ってもらおうと、2001年から毎年開いている。今回は20日まで1泊2日の日程で、町内外の小学生35人が参加。神奈川県や岐阜県など県外からもインターネットで申し込みがあった。
山地弘純副住職(37)から合掌の仕方や拝み方を教わった子どもたちは読経と座禅に挑戦。本堂の張り詰めた空気の中で背筋を伸ばし、精神を集中していた。
初めて参加した町立温泉小6年の中村心優さんは「写経は楽しみだけど、座禅は足が痛くなる。修行って大変」と話した。
20日は写仏や清掃作業に取り組む。
「 2013.8.19 日本海新聞より 」
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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