「こころ」は誰にも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にでも見える (AC JAPANより)
水曜日のお習字教室。
ちょっと今日は厳しく怒り過ぎたかな~と、子供たちの沈んだ様子を見ていて思った。
帰る時の「ありがとうございました、さようなら」の声。
消え入りそうな子もいた。
怒った子たちも帰り、もうあと5人ほどの子供たちを教え終えたら今日の教室もおしまい。
外はだんだんに暗くなり始めている。
その時、外から大きな声がした。
「せんせえ~~~~~~~~~~!、みて~~~~~~~~~!」
声を聞いて思った。
なんだよ、あの子らまだいたのか。
怒ったのもこりてないなと。
まったくとあきれながら外を見てみる。
「え。綺麗になってる・・・」
今日教室に来てみたら落ち葉でいっぱいだった前の庭。
残って一人でちょっと掃除しないといけないと思っていたのに。
みんなからのお詫びのつもりなのかな?
あきらかにこちらに気をつかってくれている。
「先生は手伝ったらあかんで。」
そういいながら一生懸命落ち葉を掃き集めている。
嬉しかった。
僕は心の中を、素直に表現することのできない子たちだと思っていた。
それは間違っていた。
心の中にある優しさを、形としてみせてくれた感動。
やんちゃな子供たち。
それでいて可愛い子供たち。
君たちなりのこころづかい、思いやり、ちゃんと見えたよ。
「ありがとうな。」
僕はみんなに心からお礼を言った。
これからも素直に表現して欲しいって思う。
こんなにも優しいんだから。
真っ暗になった帰り道。
それでも僕の心は明るく、足取りは高らかに弾んでいた。