過去、現在、未来。
この中に一つだけ真実があります。
そう、それは現在です。
あるのは現在だけなのです。
それなのに僕たち人間は過去の映像を見て生きています。
それがどんなにもったいないことをしているか。
「お母さんにハグしてもらいたかった。」
「もっと愛してるよ~っていうのを態度で見せてほしかった」
そう、その引きずっている過去から妄想は作り上げられていくのです。
今現在のお母さんを見ず、いつもお母さんを見る時には「ハグしてくれなかった人」「愛してると態度で見せてくれなかった人」という過去を見ています。
そう、人はそういうものなのです。
でもそんな過去を見ずに、今現在にのみスポットを当てれたなら、きっと悩みや苦しみも嘘のようになくなってしまうのでしょう。
この人はこんな人。という過去の決めつけでみてしまう。
たかが些細なすれ違いに、過去のことも重ねて不満をぶつけたりしてしまったりしてしまう我々がいます。
例えば、夫が「ただいま」と会社から帰宅する。
「おかえり」というあなたの言葉に、(この前約束を守ってくれなかった)という過去を見ながら今を接してしまうこと。
あなたが接しているのは過去の夫。
今の夫ではありません。
悪さをしてしまった子供に、(いつも悪いことをして私を困らせて)と過去の子どもの姿まで重ねながら怒ってしまうこと。
いつもしている悪さは過去のもの。
今のものではありません。
我々は過去を見ています。
しかし今あるのは、もちろん現在だけ。
最近、「空気を読まない 言葉だけをとらえよう」「空気を読めよなと空気を出さない。ちゃんと言葉で伝える」ということがよく発信されています。
その通りだと思います。
そしてもっというならば、「過去を読まない 現在だけをとらえよう」「過去を伝えない ちゃんと現在を伝える」ということが、とても大切なのだと思います。
「お寺へ行こう 輝く女性の未来MTGさん編」のおかげで新しくメソッドの4が生まれました。
「今、この瞬間を生きる ~前後裁断~」です。
過去を重ねない。
未来を憂わない。
あるのは今、この瞬間だけ。
前後裁断。
今この瞬間だけにフォーカスして生きる。
私は主人のしたことが許せない。
いつも子供が私に迷惑をかけてうんざりだ。
その過去を引きずっているとそれを思考がうまく処理してくれます。
そして「かわいそうな自分物語」「私なんての自己否定ストーリー」が出来上がっていくのですね。
瞬間にフォーカスできない時には、過去を観照してみましょう。
そう、客観的に、ただ温かく、優しく、愛おしく過去を見守るのです。
私は主人のしたことが許せないって思ってるな~。
いつも子供が私に迷惑をかけてうんざりだって思ってるな~。
過去の執われさえも、観照すれば手放せていきます。
きっと「今、この瞬間」をニュートラルに味わえるようになっていくことでしょう。
この苦汁を味わわせた人のことを、現在のみにフォーカスしたくない。
そんな人もあるでしょう。
でもやってみて。
世界が変わるから。
今この瞬間を生きよう!!!
山地 弘純
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