お盆の最後の行事の地蔵盆。
お地蔵さまのご縁日である24日に行われる。
前日23日の夜に、灯明を捧げてご供養をした。
亡きみ魂の里帰りの時、一人で帰れない子供たちを引き連れ帰ってきてくださったお地蔵さま。
父親、母親の代わりとして、子供たちをいつも守ってくださっているお地蔵さま。
感謝の祈りを込めて、灯明をお供えする。
「ありがとうございます。」
優しい笑みを浮かべるお地蔵さまの周りでは、子供たちが元気にはしゃいでいる。
夜の闇を照らす灯明の光の向こうで、そんな姿が見えるような気がした。
そして水子たちの供養は、生きている者たちや、これから生まれ来る命へも繋がっている。
苦しみという闇を光に変え、我々は生きていかなければならない。
それは逃げていても、見ないふりをしていてもいけない。
すべてを、よきエネルギーに変えていくこと。
それが供養だと思う。
供養。
仏事を行い、生きる上での栄養を供給する。
お団子まるめ中
5段に盛って
お地蔵さまにお供えする
このお地蔵さまは1年に1度だけ
この地蔵盆におまつりする。
実はこのお地蔵さまは赤穂浪士、大石内蔵
助が日々手を合わせていた仏であると伝えられ
ている。大石内蔵助の切腹により、大石邸で祀ら
れていたお地蔵さまは、大石家奉公人の手により
善住寺へともたらされ、お祀りされるようになった。
そんな由緒あるお地蔵さまである。
そんな由緒あるお地蔵さまである。
このお地蔵さまを拝むには、毎年23日と24日
の地蔵盆に合わせて、お参りいただくしかない。
地蔵盆は子供のお盆でもある。
水子に供養し、子供の健康を祈る。
たっくん、ようこそ地蔵盆へ。
夜には提灯が飾られる。
夏が終わろうとしている。。。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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