今年も残りわずかとなりました。
本当にいろいろなことがありました。
特に地震と津波による東日本大震災という未曽有の大災害が起こり、また原発事故により発生した放射能の恐怖は今後も長くこの国を覆うことでしょう。
台風の被害も各地で甚大でありました。
それでも今年の世相を漢字一文字に表された言葉が「絆」であったことは喜ばしいことでした。
本来「闇」とか「恐」とかであっても仕方ないところ。
しかしその災害の中で見えた日本人の美しい心、助け合う精神がこの言葉を浮きあがらせてくれたのでしょう。
僕も夏に我が寺における寺便りを発行したのですが、その際に書いた記事のタイトルが「絆」でした。
奇しくも同じ言葉。予想が当たったというか、この言葉しかなかったのだと思います。
絆を感じた一年。
今年で終わらせることなく、来年からもその絆を実際に強固なものにしていきたいものです。
みなさん、今年一年いろいろとお世話になりありがとうございました。
最後に３１日には除夜の鐘をついて、今年の厄を落としたいと思います。
と き ・・・ １２月３１日 ２３時１５分頃より
ところ ・・・ 善住寺鐘つき堂
（兵庫県美方郡新温泉町熊谷１２８６）
対 象 ・・・ 檀家であろうとなかろうとどなたでも
一人２回づつを目安にしております。
大雪が降ることもあります。
十分運転にはお気をつけください。
ぜひぜひお参りし、自分の身についた魔を払い、リフレッシュして来年をお迎えください。
また、ぜひ平和への祈りもこめていただきたいと思います。
一回は自分のため。
二回目はみんなのため。
「響け！平和への願い！」
みなさん、よいお年を☆
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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