「つまり、悩みを軽減しようということですね」
それに対する言葉に詰まった。僕はそんなにうぬぼれたことを伝えてしまっていたのか・・・。
Hugくむというグループを一言でいうと、どんなグループなのか。それを言葉にするのはとても難しいことだった。
心を育む活動という理念はうまく伝えないと、非常に傲慢ともなりかねないと、取材を終えた今、実感している。
「少しでも心を緩めることができたら」という巽さん。「私一人ではなにもできないけど」という松本さん。「私はまだそこに直面はしてないのですが」という乙野さん。
みんなの謙虚な受け答えが救いだった。
『Hugくむ』
松本さんが発案で、満場一致で決まったこのチーム名を改めて考えてみると、なんというか、うぬぼれや傲慢さを包みこんでやわらかに消していってくれるような大らかな温もりがある。
ただ優しく包みこんで、思いを少しでも汲みとりたいなって。
Hugくむ。うん、やっぱり素敵な名前だ。
ふと、この前講義を受けた西平先生の言葉が浮かんできた。
人を救うとかいううぬぼれた人でも、どうせ救うことができないという冷めきった人でもない。
「救いたい、でも救うことができない。その事実にその都度向き合ってくれる人に私はケアしてもらいたい」って言葉。
僕はその言葉に、感動したんだった。
今日も考えさせられた、素晴らしい時間だった。
取材してくださった神戸新聞さんに感謝。そして仲間に感謝。
そのうち神戸新聞のグループ紹介欄で掲載していただける予定。
記者さんの最後に残された言葉も印象的だった。
「なんか僕自身、今日来てお話聞くことができて、よかったです。」
多分だれもが、いろいろと抱えているものがある。
12月7日、午後2時。夢ホール。
映画さなぎ新温泉町上映。
いよいよだ!
山地 弘純
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