障子張りかえ日和でした。
こういう時間がゆったりと持てると、ほんと楽しいな~と思います。
「和紙は呼吸する」
化学薬品など足していくことで大量生産を可能にしていく洋紙に対して、繊維だけのシンプルな作りで大量生産はできないけれど、長期保存ができる和紙。
通気性、通光性も含めて、身体に自然な優しさを与えてくれるのでしょう。
私たちは、コストや利便性と引き換えに手放そうとしているものを、今一度見直してみる必要があるのかもしれませんね。
霧吹きシュッシュッ
古い障子紙を剥がします
破るのって楽しいですね。
剥がれにくい障子をぞうきんで取っていきます。
しっかりゴシゴシこすりながら剥がすと綺麗に剥がせます。
そして障子枠をひっくりかえします。
糊(のり)を水で溶きます。
ハケを使って糊付けしていきます。
障子をひっくり返した状態で、下から上に向かって重ね合わせていくのですが、その理由は重ね合わせの部分に埃がたまるのを防ぐためだそうです。
手の甲を使ってやさしく撫でるようにくっ付けていきます。
こうして4段貼り付けました。
最後に霧吹きで紙をふやかして、乾かします。
そうすることで紙が乾いたときピーンと張るからだそうです。
ほんとにいい天気で、気持ちいい障子の張り替えでした。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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