本日、ついに県内最大といわれる県指定記念物ヒメコマツの伐採をすることとなりました。
わずか二人で行った伐採の様子は、動画をご覧ください。
↓チェーンソーで徐々に徐々に切っていきます
↓伐採するヒメコマツの真ん中よりやや下にくくられたロープは、この杉の木を回して、銀杏の木に引っ張りました。
↓そのロープをチアホールという牽引道具で引っ張ります
↓そしてついに、倒れる瞬間!!
お世話になりました亀井さんには感謝感謝です。
準備から伐採まで、ほんとうにありがとうございました。
素晴らしい伐採でした。
そして手伝ってくださった山本さんも、ロープ牽引でフォローいただきまして、ありがとうございました。
息があっていましたね。
なによりも安全に無事故で倒すことができてなによりです。
みんながホッと胸をなでおろしました。
週間予報では雨マークが見られて心配していたのですが、おかげさまで晴れてくれて、倒した直後には陽射しが眩しく差し込んだのは、僕たちの心境を現しているのでしょうか。
350年という年輪を重ねたご神木の終焉はとても寂しいものですが、「その脇にある椿や枝垂れ桃の木がその分育つだろう」とお二人はおっしゃいました。
また、その大きな切り株には小さなヒメコマツの若木がひっそりと引っ付いているのを見つけました。
その瞬間、暗く閉じかけた世界が明るく広がっていくイメージが、僕の中に広がったのです。
終わりはまた新しい始まりなのだなと、改めて実感する出来事でした。
ヒメコマツへ。
長い間見守ってくれてありがとう。
お寺にとってのシンボルで、僕たちは世代を超えた大きないのちを感じさせてもらいました。
まさかこんなに育つなんて、当時植えた人たちは思いもしなかったでしょうね。
おかげさまで、託された思いを受け取ることができました。
そしてお役目もこれで終わりですね。
お疲れ様でした。
僕は、先人と同じように、自分の生きているうちに日の目を見ないとしても、未来へ繋がるいのちの木を何か遺したいなと思いました。
「たとえ明日死ぬとしても、私はリンゴの木を植えるだろう」という名言にもあるように、大きないのちのことを観ながら、今自分が託す何かをやりたいなという気持ちが湧きだしました。
ありがとう。
そして、バイバイ。
山地 弘純
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