再生可能エネルギーでつくった電気を決まった価格で全量買い取ってもらえるという制度が「固定価格買い取り制度」通称「FIT法」です。
特に初期の買い取り額は高額であり、再生エネルギーに投資する事業者が増えました。
しかし今年8月5日に、経済産業省は新設の大規模な太陽光発電と風力発電をFITの対象から外す見直し案をまとめ、有識者委員会で了承を得たと公表しました。
これで巨大風力発電は下火になるかと喜んでいたのですが、新たな制度が提示されたそうです。
新制度はFIP(フィード・イン・プレミアム)。
「事業用の太陽光発電や風力発電など大規模な再エネが対象となる見込みで、再エネ事業者が電力市場で売る際、買値に国からの補助金を上乗せすることで再エネの普及を促す。」とされています。
「FIP価格は市場の価格よりも多少高めに設定しており、割高になった分をプレミアムと呼ばれる国の補助金で補う。」
「補助金の財源は、電気料金の一部に上乗せする方式を検討するという。2020年度までにFIPの詳細を決める。」
つまりは結局お金の面だけのつじつま合わせなのでしょうか。
太陽光、風力の自然破壊の問題。
健康被害の問題。
パネルや風車の撤去問題。
急速に広まってリスク対応が遅れている様々なこと。
これらを汲んでくれてのことかと思っていたのでがっかりです。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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