ともちんとともに、野鳥の会の下土居知子さんによる勉強会に参加させていただきました。
新温泉町熊谷ではなんと現在78種類もの野鳥が見つかっていて、多分推測すると90種類くらいは見つかるのではないかとおっしゃっていました。
確認された絶滅危惧種であるつがいのクマタカは、ちょうど熊谷の谷の中が営巣域であり、ここが侵されると、その周りは隣接つがいでいっぱいなので、どこにもいく場所がなくなってしまうのだそう。
これが熊谷地区のクマタカの実物写真。
その他にも同じく絶滅危惧種ⅠB類のヤイロチョウやブッポウソウの生息も確認されているそうです。
また下土居さんが作成された新温泉町の生態系ピラミッドが素晴らしく、これを知ることができただけでも今回参加した甲斐があると思いました。
分解する者が底辺にいて、生産する者がそこから実りを生み出し、そしてそれを消費する者がいる。
その一番てっぺんにいる者たちには、豊かに広がる大きな場所が必要なのです。
たくさんの鳥たちの声も聞かせてもらいました。
全くわかりませんでしたが、きっとほとんどがこの地にいるのでしょうね。
声を意識して聴いたこともありませんでしたから。
でも今は、少しだけ意識して鳥たちの声に耳を傾けてみようかなと思います。
そして最後に、そんな素晴らしい環境を変えることになる今回の風力発電計画への反対姿勢も明確にされていました。
とても素敵で、素朴な優しさに包まれた勉強会でした。
自然って、ほんとに素晴らしいものだな~としみじみ。
下土居さん、ありがとうございました。
急な呼び出しに応してくれたともちんもありがとう。
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山地 弘純
住職
真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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