いのちをつむぐ会の役員で、新温泉風力発電対策会議を行いました。
近々、町への嘆願書提出を行います。
また、お盆の14日には『みま森』第2号を発刊致します。
(仮称)新温泉風力発電事業は、かつてない巨大な風車21基を建設する計画です。
まず一番の問題はこの距離感です。
1500kwの風車で、住宅との距離2キロ以内で超低周波による健康被害が認められ、3~4キロで紛争が多発しているにもかかわらず、わずか500メートルのところに建てるというのです。
しかも風車の電力量はその3倍の4500kw級の巨大なものをですよ。
おふざけにならないでください!
そして自然災害についてもそうです。
今土砂崩れの恐れがあるからと、お寺の奥では砂防ダムを建設予定です。
なぜ一方で災害を防ごうとしていながら、災害を引き起こしかねない大規模な山を削る計画を進めようとしているのでしょう。
山への道がつくというメリットなど、その災害を起こす危険性から考えると取るに足らないものではないでしょうか。
今保水力のない山は、たくさんの災害に見舞われています。
今回の西日本豪雨でも思い知ったでしょう。
このような自然を破壊する大規模事業は、大きなリスクです。
また事業者の環境アセスメントの方法書は本当に不備ばかりです。
風車の位置、アクセス道路の位置など、全くわかりません。これでは環境影響評価などできるはずもありません。
風車の大型部品の搬送道路は9号線から湯村を通ることなど、チラッと書かれていますが、そのあとの書類では熊谷の道も候補に加えられており、いったいどちらが本当なのかという疑問もありました。
さらには、風車一基あたりから3000トン以上の土砂が出るそうで、その土砂は全て現地で処理するということです。
いったいどうするというのでしょう。
はっきりいって、この計画内容、計画地、事業者の姿勢、全てに不信感でいっぱいです。
県からも厳しい指摘が事業者に出ています。
とはいえ、自分たちの町のことなので他人事にせず、我々一人一人が意識を持ちたいものです。
そのうちに勉強会を計画しています。
たくさんの方々にお話を聞いていただければと思います。
素晴らしいいのちの源である山々を守りたいですね。
山地 弘純
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