高山に法事後のお墓参りに行った。
「あそこを見てごらんなさい」と言われその方向を向くと、細長い塔のようなものが立ち、その上で二、三人が何か作業をしていた。
風力発電がいよいよ始まろうとしているんですと、一人の人が言われた。
「いや〜宝クジが当たったようなもんですわ」と喜ばれる姿を見て、僕の身体に冷やっとするものが駆け巡った。
うちの村の人と先日少し話した時には、資本金10万ほどの調査会社のすることで、そこからまた別の会社が入って交渉を進めていくということだし、実現は厳しいだろうという言葉に、少しホッとしていたところだった。
風の量を調査する塔なのだろう。
それでもそれが実際進んでいるという事実に、怖さを覚えた。
みーちゃん(鎌田美由紀さん)が反対しているように、風力発電の低周波のリスク、海外投資家の水源の買い占め、工事による自然破壊など、この豊かな自然を売りにしている町にとって、メリットなどないと僕は思う。
正直、低周波リスクについては、リスクがあるという確証もできなければ、リスクがないという確証もできないものだと思う。
だから僕はそこまで風力発電に対して思い切った発信ができなかったけれど、ここでしっかりと反対を唱えたいと思う。
昨日は別の物理の先生だった方とお話しをした。
風力発電の町で、とあるマンションでだけ低周波の体調不良の方が続出した。それは通気口が笛のようになっていて低周波の被害を受けたというのだ。
ともちん(朝野友美さん)がラインで送ってくれた風力発電の設置場所が頭に再びよぎる。
まさにこの熊谷の地は両側を風車で囲まれ、その包囲網の中で奏でる不協和音を思い、とても気持ち悪いのだ。
確かに今まで何の価値もなく、税金を払うだけ負担だと思っていた土地に価値が出れば、飛びつきたくなるのもわかる。
その人たちを批判するつもりはない。
2年土地を貸すだけで60万入ってくるとなると、ほんとに宝クジが当たったようなものだ。
それでも、健康はなによりも変え難いと僕は思う。
そして我々一人一人の健康は、母なる大地の恵みによって成り立っている。
ビジネスに目の眩む投資家たちに地球への愛情はない。
この陰陽のバランスで成り立っている社会において、一人の人の中にある「女性性に乏しい男性性の発揮」は、とても危険なものなのだ。
その先生との話は続く。
「多分それは原発と同じなんですよ。あれよあれよと分からぬままに進められて、後になってあのような悪魔のようなものを抱えていることに気づくことになる。原発における電気供給という表向きの目的の裏に原子力兵器の存在が見え隠れするように、この風力発電にもなにか真の目的があるかもしれない。」
そんな提言もあった。
そうなのだ。
僕たちはわからないままに、あれよとあれよと進められて、後から後悔したって遅いのだ。
自分たちの健康を守ること。
この豊かな大自然を守ること。
未来の子供たちにそれを残すこと。
この過疎地域にたとえ人がほとんどいなくなろうとも、地球規模で物事を考えること。
そこに後悔したくない!
ただ僕の唯一気にかかっていることがあり、その方に聞いてみた。
「町の活性化というメリットはないでしょうか?」
「うーん、この間の説明会の話を聞いている限り、おそらくないでしょうね」
そう、あくまでも僕に集まってくるのは反対する理由がほとんどだ。
僕は、この度の風力発電に反対の意を表し、新温泉町に意見書を提出するつもりです。
皆さんのご意見も聞かせていただければ幸いです。
≪風力発電について学びたい方はこちらをどうぞ≫
【保存版記事】
◎新温泉町風力発電事業にストップ! ~風力発電について考える【保存版】~
https://ameblo.jp/anzac76/entry-12379677124.html
◎新温泉町風力発電事業にストップ! ~環境アセスメントの制度を知る【保存版】~
https://ameblo.jp/anzac76/entry-12384160701.html
◎新温泉町風力発電事業にストップ! ~工事の概要【保存版】~
https://ameblo.jp/anzac76/entry-12389584237.html
◎「(仮称)新温泉風力発電事業に対する県へのお願い」 いのちをつむぐ会より
https://ameblo.jp/anzac76/entry-12390233821.html
◎「風力発電における健康への影響」面から、新温泉風力発電事業に絶対反対(保存版)
https://ameblo.jp/anzac76/entry-12455400095.html
山地 弘純
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